
「何故、治療をするのか」木村 仁 先生 談
(SA研究会 大阪講演会より H13年8月)

B.J.パ−マーという、カイロプラクテイックの創始者の息子が、
「なぜ治療をするのか?」という質問をするんですね。
「身体が悪いから」「痛いから」「苦痛から逃れるため」。一応正解ですね。
だけど対症療法でも、それなら出来るのです。私もすでに二十年前の治療で
それはできたんです。だから治療の本質は違うんです。半分しか正しくない
んですよ。
小さな答えは、「イネイト(生命力・内なる自然の力)の停滞」を解消するのが
治療の目的なんですね。
大きな答えは、その方が治療を受けると周りが変わってくるんです。友人、知人が。
つまり、治療をすると部屋の場(波動)が良くなるのと同じように、
どんどん広がるのです。個人が変わると全体が変わっていく。地域が変わると、
大げさに言うと国が変わる。
もっと、大げさに言うと世界中が変わる。
B.J.パーマーは、全部一緒なんだ。「自」と「他」というのはないんだと言って
いるのです。
つまり人を治療するというのは宇宙を治療しているのと同じなんだと。
ちょっと話しは壮大なんですがね、「なるほどな!」と思いました。
広がるんです。どんどん悪い方も広がるんです。
つまり、人それぞれのイネイトが流れると世界が良くなるんです。
「戦争はなぜ起こりますか?」
正気が壊れてるんです。狂気の世界に入っていくんです。イネイトが流れてない
と狂気が発生するんです。
善悪,正邪が解らなくなってくるんです。エデュケーションだけじゃ絶対に
正しい判断ができないんです。
ところが今は、イネイトが百パーセント流れている人が殆どいないんです。
善悪も判断出来ない人がたくさんいるんです。当然世界が悪くなりますよ。
イネイトが流れると狂気から正気に。悪から善に。邪から正です。肉体だけで
なく精神も癒されていくのです。
私は、B.Jの言ったことを信じています。
■「イネイトの本質」
「イネイト・インテリジェンスの本質は、何ですか?」
そのイネイトという生命力。本質は何か?
肉体を治す。心を治す。善悪の判断をつかす。狂気を治す。そういう働きが
ありますが・・・。
イネイト・インテリジェンスの本質は、一言で言うと、「内なる神」神様ですね。
そういって差し支えないでしょう。人間の肉体に入った時に、イネイトというの
です。
宇宙に遍萬している時には、「ユニバーサル・インテリジェンス」大宇宙の叡智、
智慧、と言う言葉を使います。
その「ユニバーサル・インテリジェンス」の本質はなにかというと、
「慈」です。「慈しみ」仏教で言うと「慈悲」っていうんですか。
もう徹底した優しさなんです。徹底した愛情。何も求めない、底知れないくらいの
あたたかさ。これがイネイトの本質なんですよ。

「むつう整体治療哲学」木村 仁 先生 談
(田町中央治療室において)

イネイト・インテリジェンス(先天的知能)とは、エデュケーテッド・インテリ
ジェンス(教育的知能)の反対です。先天的な智恵と、教育による後天的智恵。
インテリジェンス・智恵なんですが、人間が生まれて、70年生きるとしても、
教育を受けている時間は、せいぜい長くてその半分程度。
ところが、イネイトは何億年も前からいろんなことを学んでいる訳です。
それにともない、人間の身体も変化(進化)してきているのです。
つまり、イネイトブレイン、先天的な脳というのは、人間が受けた70年か、
その程度の智恵とは違うのです。
何十億年という智恵が実はこの脳幹に詰まっているのです。当然、何をすれば
良いかという事は、イネイトは解っているのです。
だから、人間がいくら考えて立ち向かおうとしてもイネイトブレインには
かなう訳はないのです。イネイトは最高のことをやってくれているんです。
人間としての形がある前からイネイトは存在しているのです。神という言葉を
使えば、イネイト=(イコール)神の働きと言うことになるのです。
神(グレートスピリット=大いなる精神・無限なる叡智等表現は様々)と
言うのは、存在する訳ですから。
もう一つ、我々はイネイトは上から下に流れるといっていますが、流れているのは
一種の電流なのです。脳と神経がイネイトではないんです。
脳と神経を働かしているエネルギーがイネイトなのです。
肝臓が働く、胃が働く、それは具体的には脳と神経のシステムでやっている訳
ですが、脳と神経がどうやって動いているかと言うとイネイトによって動か
されているのです。
だから、イネイトと言うのは形もなければ色も匂いもしない。見えないのです。
触ることも出来ない。
だけど、その力がなかったら私たちは生きていくことが出来ないのです。
現代科学というのは、電子顕微鏡でもなんでも見える、証明出来るという所から
始まっています。
しかし、イネイトは見えるか?というと見えない。証明出来ないのですね。
つまり、生命力、イネイトというのは、科学の対称にならないんです。
しかし、その見えないものを信じて私たちは治療をしている。しかし、これだけ
(治療効果の)再現性が高いと信じる信じないというのは通り越している訳です。
だから、私たち、むつう整体師の使命というのは、この哲学が分かると言うこと
ですが、分かった上で次のステップは「信じきる」ということです。
イネイトが存在していると信じきれるかによって相手の治りかたまで違って
きます。不思議ですが。場が、部屋の場が違ってきます。
それらを踏まえてイネイト・インテリジェンスと言うのは直訳すると
「先天的な智恵」ですよという話が解ってくると思う。
私たちが日常で、治療していてその中で手応えを感じて信じきれるというのが
段階としては正しいと思うんです。
何を言いたいかというと、イネイトといえどもエデュケーションなんです、
神からの。
神が試行錯誤してきたんです。
だから最初から完成してないんです。人間のからだもだんだん適応していって
いるんです。
ところが、人間が教育を受けている歴史、期間なんて全然レベルが違う智恵が
インプットされているのです。
だから、もう一人の自分(内なる自分)というのは実は全部知ってるんですよ。
どこが悪いかも知っている。どっから治そうかもみんな知っている。
だから、私たちは全部放棄しているんです。
「ここが痛い!」でも、それを治そうなんて思わない。
何故ならイネイトに任せるから。イネイトはちゃんと解っている。例えば、
胃に癌があるとそっちの方を先に治そうとする。
膝の痛みがあっても後回しにする。だから膝は治らない。と言うこともある。
そこまで、イネイトはやってくれるのです。
だから、私たちが設計図は書かないし順番も考えないのです。
ただ、イネイトを流せば良いのです。それで、最高の事をしてくれるのです。
だから、私たちはエデュケーションから離れて行けば良いのです。
つまり、エデュケーションは「我」なのです。「自分が」「自分の」とか、
その助詞がですよ。
その部分がエデュケーションです。それがとれた時に本当に信じきれるんです。
すごくシンプルです。
すべて内側にあるんです。貴方を作った力。貴方を育てた力。貴方を成長させる
のも、貴方の傷を治すのも貴方の癌を治すのも、すべて貴方の内側の力なです。
イネイトは、貴方が善悪の判断を間違えないように、ちゃんと何十億年も見てきて
いるのですから、善悪も分かるんです。だから、狂気というのも分かるのです。
正気というのもわかるのです。過去に何度も戦争があったんですから。
つまり、「魂」とイコールなのです。貴方の魂と言うのはずっと昔から存在して
いる。だからイネイトはこの世の始まりから始まっている。
エデュケーションがいくら逆らったってかなわない訳です。
つまり、イネイト・ブレインからエデュケイテッド・ブレインに潤っていかないと
人間というのは間違うんです。
だから、精神的にも肉体的にもすべてイネイトが行き渡っていないと人間という
のは病気になるのです。
心の間違いがあるから悪い物を作ったり、食べたりすることになるのです。イネイトは延々と続いているのです。
つまり、命=イネイトです。
イネイト=命です。
イネイト=健康です。
イネイト=神です。
イネイト=内なる医師なのです。


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